T&Gにおけるロスフラワー削減の取り組み

まだ綺麗なうちに廃棄されてしまう花のことをロスフラワーといい、生産された花や仕入れた花が消費者の手に渡らずに廃棄されたり、イベントで使用された花が大量に捨てられたりして生じます。ウェディング事業をメインとする当社にとって、結婚式を彩る花はなくてはならない身近なもの。花を資源として有効に活用する、ロスフラワー削減のための取り組みを紹介します。

花材の仕入れ先であるプランツパートナーと協業し、市場で売れ残った花の活用に力を入れています。イベントの装飾やプレゼントとして使用したり、地域貢献イベント『T&Gキッズプロジェクト』でロスフラワーを使ったブーケ作りを行うなど、結婚式以外の場で積極的にロスフラワーを活用することで、ロスフラワー問題の認知向上を目指します。

今年の母の日には、当社運営のBAYSIDE GEIHINKAN VERANDA minatomiraiにおいてフラワーコーディネーターが企画したロスフラワーショップを開店。ビュッフェ形式で好きな花を選ぶことで、楽しみながらできるサステナブル体験を提供しました。会場で挙式されたお客様だけでなく、地域の方々にもお越しいただき、約200本のロスフラワーを廃棄から救うことができました。

また、結婚式での役目を終えた花の活用も推進しています。装花から抽出した天然染料で染めるボタニカル・ダイ ドレスや、ドライ加工を施した花を詰めたアップサイクリングサシェを制作しました。当社運営のホテル アルモニーアンブラッセ大阪では、婚礼で使用した花のうちまだ綺麗なものを凍らせ、宿泊者向けラウンジで提供するスパークリングワインを冷やす際に使用しています。

さらに、新たな取り組みとして、SDGsを意識した保育を実践する社会福祉法人ChaCha Children & Co.の保育園に、婚礼で使用した花を寄付。ChaCha ChildrenDaikanyamaで、花を使った絵具づくりや蒸し染めなどに活用されています。ここから地域貢献や子どもの未来に繋がる活動を広げていきたいと考えています。

サステナビリティ推進室の活動を全社に共有することで、従業員が自分にできることを考えるきっかけや自発的な行動に繋がっています。フラワーロス削減のため、全国の店舗でできることを小さなことから取り組んでまいります。