婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:岩瀬 賢治)は、日揮ホールディングス株式会社(本社:神奈川県横浜市 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之)が資源循環による脱炭素社会の実現を目指して推進する「Fry to Fly Project」に参画いたします。
Fry to Fly Projectは、廃食用油を再利用して持続可能な航空燃料「SAF(サフ)」を国内で製造し、航空機の運航に利用するプロジェクトです。家庭や飲食店などで使用された廃食用油を原材料とするSAFは、従来の燃料に比べてCO2排出量を約80%削減することが可能であるため、プロジェクトを通して気候変動抑制への貢献が期待されます。
当社では、全国の結婚式場の調理過程で生じる廃食用油を回収し、資源として提供することで、食用油の廃棄削減はもちろん、SAFの生産量増加への寄与を通してエネルギーの安定供給や大気汚染の抑制を目指します。また、地域の方々への同プロジェクトの認知向上を目指し、当社実施のサステナブル関連イベントや子ども向けイベントにおいて、環境教育の一環でSAFやプロジェクトに関する紹介、また家庭で出た廃食用油の回収等を行う予定です。
当社は、本プロジェクトにおける廃食用油の提供に加え、既に取り組んでいる廃棄予定のドレスを再構築したアップサイクルドレスの制作や、結婚式の会場装花を使ったアフターフラワーキャンドルの商品化など、様々な形で廃棄物削減を進めてまいります。
■Fry to Fly Projectについて
Fry to Fly Projectは、家庭や飲食店などで発生する廃食用油を回収・再利用し、SAFを製造するプロジェクトです。SAFの本格的な導入のためには多くの廃食用油が必要ですが、現在家庭から出る廃食用油の多くは廃棄されており、回収された廃食用油も年間10万トン以上が国外に輸出されています。賛同する参加企業・自治体・団体が相互に連携し、廃食用油の収集を促進するとともに、自治体との連携により廃食用油のSAF への活用に関する教育活動を実施するなど、日本国内において脱炭素化に向けた資源循環の促進に積極的に参加できる機会の創出を目指しています。
特設サイト: https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/
■当社の環境負荷軽減のための取り組み
・廃棄予定のドレスのパーツを組み合わせ、新たなデザインで再構築した「アップサイクルドレス」
・結婚式で使用された花材から天然の染料を抽出して染め上げた「ボタニカル・ダイ ドレス」
・結婚式の会場装花をアロマキャンドルにリメイクした「アフターフラワーキャンドル」
・ホテルや結婚式場の建材に廃材や再生素材を使用
・不要になった感染対策用アクリル板を披露宴会場用のテーブルナンバーにアップサイクル
・レストラン「Pie Holic」でフードシェアリングサービスを活用し、フードロスを削減
・賞味期限の近い防災備蓄用食料品の寄付