婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:岩瀬 賢治 以下:T&G)は、全国のT&G式場で結婚式を挙げたカップルを対象に『結婚式を挙げた理由と結婚式に対する満足度』に関するアンケートを実施いたしましたので、調査結果をお知らせします。
結婚式をしないカップルも多い現在、T&Gで実際に結婚式をした方はなぜ結婚式を挙げ、結婚式に満足しているのか、また興味や憧れがなかった方はどうして結婚式を挙げたのか、そして挙式後はどう感じているのかなどについて調査しました。
【顧客アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:T&Gの式場で2023年3月31日までに結婚式を挙げた顧客
調査期間:2024年9月25日~10月2日
有効回答数:2,349人
回答者割合:挙式後5年以下 59% / 挙式後6年~10年目 33% / 挙式後11年目以上 8%
■結婚式に興味や憧れがある方は、ゲストと自分の両方のために実施する傾向
『結婚式に興味や憧れはありましたか』という質問に、「とてもあった」「あった」と回答した方は87% に上る一方、9%の方が「興味や憧れはなく、挙げるつもりはなかった」「興味や憧れは全くなく、挙げたくなかった」と回答。興味や憧れがあった方となかった方、それぞれが結婚式を挙げることにした理由を比較しました。
結婚式に興味や憧れがあった方の『結婚式を挙げることにした理由』で最も多いのは「親御様、家族に感謝を伝えるため」で、約8割の方が回答。次いで「ゲストに楽しんでもらうため」「親御様、家族に自分たちの姿を見せるため」「家族以外のゲストに感謝を伝えるため」と続き、お世話になった人たちのために結婚式を実施するケースが多く見られました。また、「憧れがあったから」「自分たちが楽しむため」等、自分のための理由を挙げる方もそれぞれ約4割と、興味や憧れがなかった方よりも多い傾向があり、結婚式をゲストと自分たち両方のためのものと考えている方が多いようです。
■興味がなかった方は、親御様やパートナーの希望で実施するケースが多い
結婚式に対しての興味や憧れが『なかった』『全くなかった』と回答した方が結婚式を挙げた理由は、「親御様、家族に感謝を伝えるため」が最も多く、「親御様、家族に自分たちの姿を見せるため」が続きました。また、興味や憧れがあった方の回答では上位7位に入らない「親御様の勧め」「パートナーが希望したため」「けじめだから」が入ることから、結婚式を通してゲストを喜ばせることや自分たちが楽しむことよりも、結婚式を挙げること自体を目的にしている方が多いと考えます。
また、「良い会場と出会ったから」という回答も複数あり、記念撮影のみのつもりだったが、式場見学に行ったら思いのほか素敵で担当プランナーも良い方だったので結婚式をしようと思ったなど、見学を通してイメージが湧いたことで、結婚式実施に前向きになった顧客も見られました。
■「結婚式をして良かった」は、憧れや興味のなかった方も96%!
『結婚式をして良かったと思いますか』という質問には、全体の99%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答。興味や憧れがなかった方も、96%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答し、興味の有無を問わず、大半の顧客が結婚式を挙げて満足していることが分かりました。
『結婚式をしてとても良かったと思う』『良かったと思う』と回答した方が、そう考える理由も聞きました。興味や憧れがなかった方々からも、ゲストに祝われ、共に時間を過ごせたことを喜ぶコメントが多く寄せられました。
<結婚式をして良かったと思う理由>
・お世話になった人たちが同じ場所に集まり、一緒に時間を過ごせてとても幸せだったから。あの人数を一度に集めることはもうできないので貴重な時間だったと思う。
・心配ばかりかけてきた家族に、大切な人や仲間に囲まれて幸せな人生を送っている姿を見せて安心させられたから。ずっと支えてきてくれた家族や仲間に感謝を伝えられて本当によかった。
・想像よりも形式ばらない、楽しい式を挙げられたから。ゲストにも「こんな式は初めてだった」「自分もこんな式を挙げたい」と嬉しい言葉をたくさんもらった。
・憧れは全くなかったが、挙げてみたら最高に楽しかったから。また、大きな喧嘩をした時に、結婚式で皆に祝ってもらったことを思い出し、踏みとどまれていることもやって良かったことの一つ。
・プロフィール映像を作る中で、小さい頃からの写真を見ながら、これまでの人生を振り返ることができたから。やらなかったら後悔していたと思う。
■意欲的でなかったパートナーも、93%が「結婚式をして良かった」
パートナーが意欲的ではないというケースもしばしばあります。『あなたのパートナーは結婚式に関して意欲的でしたか』の質問に対して、84%の方が「とても意欲的だった」「意欲的だった」と回答した一方、「あまり意欲的ではなかった」「全く意欲的ではなかった」との回答は12%でした。パートナーが意欲的ではなかった方に、『あなたのパートナーは挙式後、結婚式を挙げて良かったと感じていましたか』と質問したところ、93%の方が「とても感じていた」「感じていた」と回答しました。挙式前のモチベーションを問わず、9割超の方が結婚式を挙げて良かったと感じています。
意欲的ではなかったパートナーが「結婚式を挙げて良かった」と感じた理由や、変化のきっかけとして、以下のような回答が寄せられました。
<意欲的ではなかったパートナーが、「結婚式を挙げて良かった」と感じた理由やきっかけ >
・当日まで気乗りしない様子だったが、ゲストと触れ合い「こんなに良いものだと知らなかった」と涙を流していたから。
・人前に出るのが苦手で主役になる場は嫌そうだったが、たくさんの方に祝福してもらえて当日はとても嬉しそうだった。
・準備が面倒なイメージがあったようだが、外部に依頼できることは全て依頼したため、あまり負担は感じなかったそう。ゲスト参加型イベントを取り入れ、たくさんの友人たちと一緒に楽しんでいた。
・式場見学で会場の雰囲気やチャペルでの演出を見て興味が湧き、当日もとにかく楽しんでいた。最近も同僚や妹夫婦に「式は挙げた方が良いよ」と力説していた。
・多くの人を招待することに抵抗があったようだが、実際に挙げてみると大切な友人や同僚に囲まれた空間はとても幸せで、「準備は大変だったけどもう一度挙げたい」と話していた。
■結婚式から5年以内のカップルも、興味や満足度は全体と同水準
昨今、結婚式に興味のないカップルは増えていますが、『結婚式を挙げる前から、結婚式に興味や憧れはありましたか』に対して、「とてもあった」「あった」と回答した挙式後5年目までのカップルは88%で、全体の87%とほぼ同水準でした。『結婚式をして良かったと思いますか』という問いにも全体の結果同様99%が「とても良かった」「良かった」と答え、直近5年間とそれ以前で結婚式に対する興味や、実施に対する満足度にほぼ変化はありませんでした。
挙式後5年目までで、『結婚式をしてとても良かったと思う』『良かったと思う』と回答した方に、そう考える理由を聞きました。
<結婚式から5年以内の方が、結婚式をして良かったと思う理由 >
・特別な空間で特別なひとときを過ごせるのは結婚式ならではだと思う。結婚式がないと周囲から祝ってもらう機会がなく有耶無耶になりがちなので、その機会を持てるという意味でも良かった。
・コロナにより2年半の延期を経験。辛かったが、全国から対面・オンラインで一箇所に集い言葉を交わすことで、自分が皆さんに支えられて生きていることを心から感じられたから。
・結婚式に向けて知恵を出し合ったり、協力して準備を進める中で、相手のことをより深く知ることができたから。
・担当プランナーからの勧めでゲスト全員へ手紙を書いたが、大切な人たちとの思い出を振り返る機会を持て、想いを伝えられたのが良かった。そして何より、両親の嬉しそうな顔!笑いの絶えない式で、ほとんどのゲストから「今までで1番楽しい式だった」と言われ、挙げて良かったと思った。
・普段怒ったり泣いたりしない妻の父が、ウェディングドレス姿を見て泣いていた。それだけでもやって良かったと感じた。
■回答者の97%が「結婚して良かった」
結婚に対する満足度についても調査しました。『結婚して良かったと思いますか』という質問に対し、74%の方が「とてもそう思う」、23%の方が「そう思う」と回答。
「結婚して良かった」「とてもよかった」と答えた方に、そう思う理由や、どのような時にそう感じるかを聞きました。
<「結婚して良かった」と思う理由>
・自分の足りない部分を当たり前のように補ってくれるから。
・どんなに疲れて帰っても大好きな人の「おかえり」の一言でまた頑張ろうと思えるから。
・尊敬できる夫と、楽しいことも辛いことも話し合えることが嬉しい。また、親になったことで、独身の頃には経験できなかった日々を過ごせているから。
・不妊治療や妊娠を経て、結婚しなければ体験できなかったことを日々たくさん経験している時。
・地震や自粛生活など、予期せぬ出来事があった時に、家族がいるありがたさを感じる。
・子どもも生まれて、家族の温もりを日々感じている。家族のカタチには色々あるが、私は結婚を選んでよかったと思う。
・助け合えるパートナーがいることはとても心強く、お互いの両親やきょうだいを含めて家族が増え、関わりが増えたことがとても楽しいので。
・結婚して15年、3人の子宝にも恵まれ子どもの成長が楽しみ。一方で、子どもが成長した後も妻と人生を楽しみたいとも思っている。