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ご祝儀の準備と当日の渡し方を動画でチェック!
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準備編

<準備するもの>
・ご祝儀袋
・折り目のついてない新札
・筆ペン(グレーの薄墨ではなく、濃い黒のもの)
・袱紗

1. ご祝儀袋の種類

ご祝儀袋を選ぶときのポイントは、水引の形です。結婚のお祝いに適しているもの、避けなければならないものがあるので、失礼にならないように選びましょう。

○結びきり、あわじ(あわび)結び

先端を上に向け中心で固く結んだ「結びきり」は、「結び目がかたく、一度結ぶと解けない」ことから、人生で一度きりのお祝いにふさわしい形です。「あわじ(あわび)結び」は結び切りと同じ意味ですが、より複雑な結び方になっていることから「末長く続くように」という意味も込められています。

 

×蝶結び

何度でも結びなおせる「蝶結び」は、何度繰り返してもよいお祝いに使います。結婚式は一度切りであることが望ましいので、「蝶結び」は避けましょう。

近年では、水引をアレンジしたものや袋のデザイン性が高いものもあります。おふたりのイメージに合ったものを選んでみてくださいね。
 

2. 表書き

短冊は「寿」のものを選び、毛筆や筆ペンでていねいに書きましょう。

個人の場合

ご自身の名前をフルネームで書きます。

 

夫婦連名の場合

ご夫婦で参列する場合は中央に夫の名前、その左側に妻の名前のみ書き加えます。

ご家族など、3人以上で贈る場合は格上や年長の方を中央に書き、続けて左に連名の方の名前を書いていきます。3名より多い場合は代表者の名前だけを書き、左横や下に「他一同」と小さめの字で添えましょう。
 

3. 中袋

整理中におふたりが、誰からいくらいただいたか分からなくなることを防ぐために、中袋にもきちんと記入しましょう。

中袋おもて面

中袋のおもて面中央に、縦書きで金額を書きます。改ざんを防ぐために、数字は旧字体を使います。
数字の旧字体

 

中袋裏面

裏面には住所と名前を記入します。住所は郵便番号や都道府県名も書くとていねいです。

 

4. 封入と袱紗(ふくさ)

包み方にも決まりがあるので、よく注意しましょう。

用意した新札を中袋に入れます。中袋のおもて面から見て、お札の肖像画が上になるように入れましょう。糊付けはなしで構いません。
ご祝儀袋と中袋のおもて面を揃えて包みます。
折り返しの下側が上になるように重ねて、水引をつけます。
ご祝儀袋はふくさに入れて持っていくのがマナーです。お祝いごとなので、明るめの色味のふくさを用意しましょう。ご祝儀袋のおもて面を上にして、左、上、下、右、の順番で包めば完成です。

当日編

ご祝儀のお渡しが結婚式当日の場合、おふたりではなく受付スタッフに預けます。
折りたたんだふくさの上に乗せて、受付の方に名前が見えるような向きで渡します。

ご祝儀を事前にお渡ししている場合や事前決済の場合は、「お祝いの方は、済んでおります」とお伝えすればOKです。