挨拶の基本的な構成

Step01 自己紹介

まずは簡単な自己紹介を。自分の肩書も含めて、名前・おふたりとの関係をお話しください。
ご自身の肩書が社長や代表取締役の場合は役職は言わず、会社名のみの紹介とする方が多いと言われています。

ただ今ご紹介にあずかりました〇〇さんの勤務先である〇〇〇〇株式会社で〇〇しております〇〇と申します。
はなはだ僭越ではございますが、一言ご挨拶をさせていただきます。

 

Step02 祝辞

おふたりに向かってだけでなく、ご両家にもお祝いの言葉を贈りましょう。
このとき、おふたりと両家親御さまはご起立されていますので、続きをお話しされる前に一言「どうぞお座りください」と添えてあげるとスマートです。

〇〇さん、〇〇さん、この度はご結婚おめでとうございます。ご両家のご家族、ご親族の皆さまにも、心よりお喜び申し上げます。
よろしければおかけください。

 

Step03 具体的なエピソードを交えたおふたりの紹介

ご親族にとって、職場での姿を知れるのは貴重な時間です。ぜひ具体的なエピソードを交えてお話ししましょう。

〇〇さんが入社し、今の部署に配属されたのは3年前のことでした。
とても慎重で細かく、まわりを見ることのできる〇〇さんだからこそ任せられるプロジェクトが多く、とても助かっています。(ここで具体的なエピソードがあるとよりよいでしょう)

 

Step04 はなむけの言葉

おふたりへの励ましの言葉や、人生の先輩としてのアドバイスを贈って締めます。ご自身の経験談だけでなく、名言・ことわざなどを用いる方も多くいらっしゃいます。

そんな〇〇さんから結婚の話を聞いたとき、〇〇さん(お相手)の笑顔を見ているだけで元気になれると嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。本日初めてお会いしましたが、聞いていたとおりの方であり、一緒にいる〇〇さんもいつもに増して笑顔が多い気がしています。
そんなおふたりへ、私自身も未熟ではありますが、これまでの夫婦生活で大切にしてきたことをお伝えしようと思います。それは「ありがとうをちゃんという」です。一緒にいる時間が長くなればなるほど、伝えなくなりがちですが、しっかりと伝えることが大切です。いう方もいわれた方もさらに笑顔になれるので、ぜひ実践し、あたたかい家庭を築いてもらえたらと思います。

これをもちましてお祝いの言葉とかえさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。

挨拶のポイント

・時間は長すぎないように、3分~5分を目安に。
・結婚をする部下のことだけでなく、お相手のことにも触れるのが一般的だといわれています。お名前・勤務先・おふたりの出会いのきっかけや馴れ初めなどは、事前に聞いておくとよいでしょう。
・話してほしくないことがないか、事前に聞いておくと安心です。
・「離れる」や「別れる」「重ね重ね」など、忌み言葉や重ね言葉といわれる結婚式にふさわしくない言葉は避けましょう。